ヘルプ


  1. グラフのプロット
    1. 陽関数表示
    2. パラメーター表示
  2. グラフの表示 (共通)
    1. 座標系の移動
    2. 座標系の拡大・縮小
    3. 座標枠の間隔
    4. 座標枠の目盛りの間隔
  3. グラフの表示(パラメーター表示)
    1. パラメーターのステップ(間隔)
    2. パラメーターの座標平面への埋め込み
  4. グラフの色
  5. グラフの履歴
  6. 関数電卓
  7. 関数一覧
  8. グラフの表示がおかしい時

  1. グラフのプロット --プロットの方法は2種類あります。デフォルトでは、 陽関数表示[y=f(x)の型]になっています。 関数と変域を入力して、"plot"ボタンをクリックするか、 "return key"を押してください。 JDK1.1 のAPIには、スプライン曲線はありません。したがって、折れ線で近似しています。 折れ線の間隔を、はじめは小さくしてみたのですが、余りに遅いので、 汚くなるのを承知で荒くしてあります。綺麗に描かせたいときは、 パラメーター表示のプロパティを利用してパラメーターのステップを小さくしてください。
    1. "陽関数表示"--変数は x で入力してください。
    2. "パラメーター表示"--変数は t で入力してください。
  2. グラフの表示 (共通)
    1. "座標系の移動"--座標系の移動量を、 整数で入力してください。(単位はピクセル)
    2. "座標系の拡大・縮小"--座標系の拡大率を、正の実数で 指定してください。
    3. "座標枠の間隔"--座標枠の間隔の拡大率を、正の実数で 指定してください。
    4. "座標枠の目盛りの間隔"--座標軸上の目盛りの間隔 を、自然数で指定してください。
  3. グラフの表示(パラメーター表示のときのみ)
    1. "パラメーターのステップ(間隔)"--パラメーターの間隔を 正の実数で指定してください。例えば、間隔を1にすると (普通は)折れ線になります。0.01ぐらいにすると、かなり変動の激しいグラフでも綺麗になります。
    2. "パラメーターの座標平面への埋め込み" -- 「ON」にすると、パラメーターの値を、座標平面に埋め込みます。 埋め込みの間隔は、自然数で指定してください。
  4. グラフの色 --グラフの色を、menuから選んでください。
  5. グラフの履歴 --menuからグラフの履歴を、10個まで見ることができます。 クリックすると、TextField に入力されます。
  6. 関数電卓--要するに関数電卓です。 関数は次を参照してください。変数は10個までで、数字、アルファベットなど何でも使えます。(長さも任意)
  7. 関数一覧 --Javaの関数に"ほぼ"合わせてあります。 Javaの関数は、 ネットワークライブラリ netlib の標準関数ライブラリ FDLIBM の関数と等しくなっているそうです。 (つまり、他の言語を使った結果と等しい。)
    1. 三角関数(単位ラジアン): sin(),cos(),tan();
    2. 逆三角関数(ラジアン): asin(),acos(),atan();
    3. 直交座標(x,y)を極座標に直した時の偏角: atan2(x,y);
    4. 指数・対数関数(底はe) : exp(),log();
    5. 指数・対数関数(底はa) : pow(a, ),log(a,);
    6. 平方根: sqrt();
    7. 絶対値: abs()";
    8. 最大値・最小値(xとyの): max(x,y),min(x,y);
    9. xをyで割った時の剰余: remainder(x,y);
    10. 切捨て・切り上げ・四捨五入: floor(),ceil(),round()/rint();
    11. 乱数(0以上1以下の乱数を発生):random();
    12. 加減乗除: + , - , * , / , 累乗: ^ ;
    13. 数学定数: 自然対数の底 e, 円周率 pi, 10のべき乗 E;
  8. グラフの表示がおかしい時--いろいろなケースがあります。
    1. sqrt(x)+2 (-10<x10) などのように、定義域が関数の定義不可能な区域にかかっていると、まれに正確に描かれない時があります。この場合は定義域を再定義するか,パラメータ表示のプロパティから、パラメータのステップを0.01程度に変更してみてください。
    2. 累乗記号は、指数が整数の時しか使えません。x^0.5などは、指数関数を使ってpow(x,0.5)としてください。因みにpowはpowerの略で、英語で累乗を表します。例えばx^3は"x to the power of three" と言います。
    3. 同じく累乗記号は底が1文字でないと使えません。それ以外の時は括弧を使ってください。例えば、sqrt(x)^2 では動きません。(sqrt(x))^2 としてください。
    4. グラフが値域(yの変域)をはみ出している。この場合は、グラフの表示から、グラフをy軸方向に縮小してみてください。

生越 茂樹 (Ogose Shigeki),