海外でも日本語でメールを書きたい?

2009年7月14日

「メールだけ送れればよい」
海外から日本語のメールを読んだり,送ったりするのは,以前と比べると格段に楽になったとはいえ,やはり大変です。しかし,もし日本語のメールが読めるならば,(日本語のフォントがインストールされているならば) Ajaxime が使えます. IME が net の上にある感じです.もし,日本語のメールを読むことも出来ない場合は Romaji Ubinkyoku を使ってみてください。こちらはイリノイ大学に留学していた日本人が作ったソフトです。なんと IMEまで手製で作ってしまったという労作です。ただし、画像として 日本語を表示するので"やや遅くなります。最後の Open Japan は, ローマ字で打ったメールを 「ひらがな」に変換してくれるサイトです.

「もっとちゃんと日本語化したい」
 WindowsXP, Windows2000の場合は,標準で日本語が扱えるようになっています。コントロールパネル→ regional optionsとたどり,日本語化することが出来ます。こうすればもはや,ajaximeやRomaji ubinkyoku は使う必要がありません.殆ど日本のパソコンになってしまいます.(日本語のソフトもインストールできます) ただこのときもWindowsXPやWindows2000のCD-ROMが必要なことがあります。3ステップぐらいをこなさないといけませんが、10分ぐらいでできます。 そのやり方はnihongo-ok.com が非常に詳しいです.インストールの仕方が,ビデオ! で詳しく紹介されています. 英語と日本語の両方で書かれているので,助かります.

もし OSが windows95/98/Me の場合でも,Microsoft の Global IME をインストールすればやはり日本語化できます.これをダウンロードして,CDなどに焼いて持ち歩き,海外のインターネットカフェでパソコンにインストールすれば,自由に日本語で読み書きが出来ます。 ただし「インストールさせてもらえれば」の話ですが。。。女の子は試してみてください。ただ,Global IME には2つのバージョンがあるので注意が必要です。これについても nihongo-ok.comが詳しいです.


「全てのやり方が失敗したとき」
以上のいずれを試してもうまく行かないことがあります.というのも Windowsの設定を変更するので,administrator でログインしないとできないし,そもそも WindowsXP/2000 のCDROMを持っていないということもあります.(海外で発売されているWindowsXP/2000でも大丈夫ですから,タイあたりで 500円で買っておくと言うのもありですが...) そんなときは,Knoppix という CD1枚におさまる Linux がお勧めです. 使い方は簡単で,CDを入れて 再起動するだけです.CDブートのパソコンならば,CDのほうからLinuxが立ち上がり, そのメールソフト(thunderbird)を使って直接メールを送るか,Mozillaブラウザを使って hotmail からメールを送れます. こちらは,最初から完全に日本語です. ただ Linux なので,あらかじめ予行演習をしておかないと使いずらいと思います. しかし,これが本当に面白くて嵌ってしまいます.私もこれで Linux ファンになりました.

さらに 「CDスロットがない」という場合には USBメモリーに入るknoppixもあります.こちらは,biosによっては起動できないことも CDよりあると思うので, 注意が必要です.しかし,最近のパソコンならば大体大丈夫です.あと,数年すれば USBメモリー 一個で起動できるのが当たり前になるでしょう.また,Knoppix には ,USB-FUSE-Knoppix というのもあって, 6MBのブートプログラムさえあれば,残りの 693MBのメインプログラムは,必要なときに必要なだけインターネット からダウンロードして使うというものです.6MBならば小さいCDROMに入ります.こちらも USB版がありますが ,おなじ USBメモリーから起動するならば,ちょっと大き目のUSBメモリーを買って持っていくほうが良いでしょう. とても面白そうですが,実用性というよりは,まだ遊びの段階です.(ちょっとわくわくしますが...)

もし,USBスロットもないとどうすればよいのでしょうか? ごめんなさい.お手上げです.


「ニュースを読む」
海外から日本のニュースを見たいときがあります。殆どの場合は日本語のフォントがインストールされているか,勝手にコンピュータがインストールしてくれるのですが,まれにどうしようもないことがあります. そういうなおさらホームシックな時は OpenJapan が癒してくれます。以前はバークレー大学の学生が作ったShodoukaというページがあったのですが,そしてそちらのほうが速かったのですが,どこかに行ってしまいました.日本語のフォントがインストールされていないパソコンでも、日本語のページを表示してくれる優れものです。 (ただしhotmailのようにCGIのページはだめみたいです。) なお,このOpen-Japan は,メールを「ひらがな」に変換できるサイトも持っています.(前述)


「インターネットカフェ」
Asia のインターネットカフェに関する情報はgo-asia.netが非常に詳しいです。ここには日本語IMEに関する情報もあります。Cybercafe center にも,海外のインターネットカフェに関する情報があります。(情報は少し古いです) しかしinternetCafe自体に関する情報量はgo-asia.netほどではありません。しかし日本語IMEをフロッピーに分割して持っていく方法が載っています。どちらもリンクは豊富です。